本当の「働き方改革」は、自分の人生を見つめ直すことから始まる

ユキガオ
こんにちは、陶芸作家のユキガオ(@yukigao_22)です!

先日、「働き方改革トークライブ in 大阪」という題目のトークイベントに登壇してきました。

登壇者はこちらの9名。

そしてモデレーターを務めてくれたのは、プロ無職・るってぃとライター・ニシキドアヤトくん。

各登壇者の話や質疑応答については、Twitterで「#働き方改革トーク」と検索してもらったら出てくるのでぜひ見てもらいたいのですが…

やはり当日は複数人でのトークセッションだったので、なかなか伝えたいこと全部をお話しできなかったなぁと思っていて。

そこで、このトークイベントを通して伝えたかったこと、そしてイベントを終えて感じたことを書き留めておきます。

 

 

1.情報ほど背中を押してくれるものはない

一歩踏み出せない理由の多くは「知らないから怖い」ではないかな、と思います。

たとえば一歩先のその世界が「安全だよ」と誰かに教えてもらえていれば簡単に踏み出せるのに、なんの情報もなかったら怖くて動けなかったりしますよね。

それくらい、情報は背中を押してくれるもの

私自身、「会社を辞める」と決断する前にいろんな人のブログを読んで「こんな生き方があるんだ」と知ることで背中を押してもらいました。

だから、今いる場所に違和感があっても「なんとなく不安」で動き出せない人がいるとしたら、必要なのは情報だよなぁ、と。

別の世界もあって、そこで生きていくこともできるんだよ、と。そう教えてくれる人がいれば、動き出せるんじゃないでしょうか。

今回のイベントではさまざまな働き方をしている人が登壇して、それぞれの普段の様子や悩みなんかもお話ししました。

それを聞いて「こんな働き方もできるんだ」と、思ってもらえたら嬉しいです。

 

2.発信者の発信は人生のごく一部でしかない

イベントで登壇していたのは、全員がなにかしらの媒体で発信している人。

だからどうしても「発信は大事」と思われがちです。

たしかに、発信することは大事。

でも、発信していることって人生の一部分でしかなくて、「発信できないこと」や「発信したくないこと」もたくさん起こるのが人生で。

登壇していた人たちの話を聞いていても、やはり発信を見ているだけでは知ることのできない努力や苦悩があったんだとわかります。

人生のエッセンスを抽出したのが発信であって、発信が人生のすべてではない。

「発信を頑張ればなんとかなる」というのは少し違って、現実世界での成果や努力あっての発信なのだと感じます。

見えている部分だけに引っ張られないのが大事だし、見えない部分を知るためにもこういうイベントは大事。

 

3.働き方は人生における手段の一つ

「働き方改革」というテーマでお話しした今回のイベントですが、決して「フリーランスになるべき」とか「変わった仕事をすべき」とは思っていなくて。

大切なのは、いかに自分の働き方に向き合えるかだなぁと。

おそらくほとんどの人にとって、仕事は人生の多くの時間を費やすものになります。

つまり働き方を考えるということは、自分の人生のあり方を考えるということだと思うんです。

どんな人生にしたいのか。
人生でなにを大切にしたいのか。

その答えを見つけるのは簡単ではないし、ライフステージによって変わっていくかもしれない。

ずっと考え続け、つねに「今の自分が納得できる」働き方を探していかなくてはいけない。

働き方はあくまで「手段」であり、人生の目的は別に軸として持っておくことが大切だと思っています。

 

本当の「働き方改革」は自分と向き合うところから

このイベント、タイトルに“働き方改革”と入っているので、「今の働き方を変えよう」と訴える話なのかと思いますよね。

でも実際は、登壇者みんな「こんな風に働くべき」とか「こう変えていくべき」なんて話はしていなくて。

やりたいことがあるのなら、もちろん今すぐ動いた方がいい。

でもまずは「今いる場所や働き方が自分の人生にとって幸せをもたらすものなのか?」と立ち止まって考えてみてほしいんです。

考えた結果、この場所が正解だと思えたらそれでよくて。

さまざまな職業・働き方の登壇者9名とモデレーターだったけれど、みんなそれぞれが自分の人生と向き合った結果、今の働き方を選んでいるんです。

もし働き方に迷っていたら、自分自身に「どんな生き方をしたい?」と問うてみてください。

そしてその問いはつねに自分の中に持っていて、答えを探し続けてください。

きっと誰にも似てない自分だけの働き方が見えてくると思います。

それが本当の意味での「働き方改革」なんじゃないでしょうか。

人生に正解なんてないからこそ、働き方を含めた人生のあり方はその人だけのオリジナルになるはずで。

今回イベントに参加してくれた方も、イベントの様子をネットで見ていた方も、そんな働き方を見つけてもらえたらいいな、と思います。

私自身も、つねに自分の人生と向き合いながら働き方を模索し続けていきます。

 

ユキガオ

(記事中写真:西島本 元

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長崎生まれ・神奈川在住の陶芸家。会社員10年目で脱サラし、好きなことして生きていくために奮闘中。
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