
「陶芸作家」という肩書きで名乗ることが多い私ですが、実は今、大学生なんです。
現在、通信制の大学で陶芸を学んでいます。
「通信制大学に通って勉強する」というのは、会社を辞める決断をした理由の一つでもあるんです。
私は、大学に通ってもう一度勉強してみたかった。
これまで学んだことのない分野を。本当に興味の持てる分野を。
だけど…


と思う人もいると思います…!
だけど私は、通信制大学に入って良かったなぁと思っているし、必ず卒業したいと思っています。
なぜ私がこんなにこだわっているのか?その理由を説明しますね。
働きながら通えるから「通信制大学」を選んだ

もともと会社員だった私。
陶芸に出会ってまず考えたのが「どうやって陶芸を学ぼう?」ということ。
もちろん実際に手を動かして作るという“実践”が一番大切なんですが…
- まったく基礎知識がない
- だけど陶芸を仕事にしたい
という状態だったので、ちゃんと基礎から勉強しながら作品作りをしたかったんですよね。
陶芸と一口に言っても
- 土
- 作り方
- 釉薬
- 焼き方
など、様々な要素が絡む歴史ある工芸。
なんとなく作っていても、いつかはどこかの要素で限界がくる。
当時はまだサラリーマンだったものの、時間を無駄にしたくなくて一刻も早く陶芸に打ち込みたかった。
そこで、働きながら学べる「通信制大学」を選んだんです。

そう思い、入学を決意しました。

大学では基礎からしっかり学べます
通信制大学ならではのメリットがある

働きながら通えるというのは、サラリーマンじゃなくても嬉しいことなんですよね。
- フリーランスとして働く人
- 専業主婦の人
- 他にもやりたいことがある人
そういう「他のことに費やす時間も欲しいけど、勉強もしたい」という人にとって、自分のペースで学べる通信制大学はすごく便利。
さらに、一緒に学ぶ人たちもほとんどが社会人経験者。
フリーランスの人、会社員の人、定年退職後の人…いろんな経歴を持っているけれど、みんなが「もう一度しっかり学びたい」という意思を持って集まっている。
そういう場だからこそ、出会いに意味があるし良い刺激を得られる。
一生繋がっていられる級友に出会えるのもメリットだと思います。

スクーリングで作った作品
大学にこだわるのは「行ってみたかった」から

プロフィール記事にも書いていますが、私は高専(≒高校+短大)を卒業してすぐ就職しているので大学に行ってません。
当時は「とにかく早くいい企業に就職しなきゃ!」と思っていたので、大学進学は考えてませんでした。
だけど社会に出て、大学を卒業した人たちにたくさん出会って、「大学行っておけばよかったかも…」と思うことも。
もちろん、行くだけじゃ意味はない。学びたいことありきの大学。
だったら、学びたいことが生まれた今こそ大学に通うべきなんじゃないか?と思ったんです。

スクーリングで作った作品(穴窯で焼いたもの)
通信制大学は、普通の大学と同じようなキャンパスライフを送れるわけじゃありません。
だけど、年齢も経歴も違うクラスメイトと一緒に学食でお昼ご飯を食べる時間は青春そのものだし、みんなの作品にかける情熱も見ていて面白い。
入学してよかったなぁ、と思います。
課題は一人でやらなくちゃいけないし、スクーリングでは先生に厳しいコメントをもらうことも多々ありますが、それでも入ってよかった。
そして何より、自分の「やってみたい」を叶えられてよかった。
そう思っています。

やれるところまで挑戦してみます
いくつかの記事でも書いてきましたが、今年は卒業制作に取り掛かります。
正直、今の私に「卒業する」ほどの力があるのかわからない。
どこまで納得いく作品を作れるかもわからない。
それでも、挑戦したい。
やったことのないものに。
今の自分でできるかわからないものに。
大人になってから「チャレンジ」をする機会は減っていきます。
新しいことをすれば、うまくいかなくて苦しんだり悩むことも増える。
だから、新しいことに手を出さない…
でも私はそんな人生、つまらないなぁと思っていて。
できないことにチャレンジしていたいし、うまくいかなくて転んでもまた立ち上がって走っていきたい。
私にとっての大学は、そんな「チャレンジ」のひとつです。
まずは卒業というゴールに向かって、今の場所で学べることを全部吸収していきます!
ユキガオ
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