
こんにちは、脱サラして陶芸を始めたユキガオ(@yukigao_22)です。
私の経歴をお話しすると
なんで陶芸を選んだんですか?
と聞かれることがあります。そういうとき、私は
自分の手で何かを作り出せるってすごいな、と思ったからです!
と答えています。
だけど、陶芸の魅力はそれだけじゃありません。
陶芸を初めて2年目でも、まだまだ色んな面白さに気付く日々。
そこで、陶芸作家目線で「陶芸の面白さ」について語りたいと思います!!
動画でもお話ししています!
面白さ① ゼロから無限に生み出せる

私が陶芸に惹かれた大きな理由は、「ゼロからものを作りだすことができるから」というもの。
もちろん土は必要ですが、こんな土のかたまりから…

こんなものだって作れちゃう。

たぬきの置きもの
こんなオブジェだって

こんな器だって作れるんです。

土にも色々な種類があるので、白っぽいものも作れるし黒っぽいものも作れる。
つるんとしたもの・ざらっとしたものといった、質感の違いもあります。
様々な技法を使えば、動物の置きものから端正な食器まで作れちゃう。
私がこれまで作った器だけでも色んな種類がありますが、世の中にはそれ以上にたくさんの作品があります。
知識や技術があれば、作れるものの幅は無限に広がっていく。
それってすごいことだと思いませんか?もっとたくさんの知識・技術を身につけたくなりませんか?
私はこれからも、色んなものを作ってみたいなと思っています。
面白さ② 技法がたくさんある

前項でもお話しした「知識・技術」、つまり「技法」がたくさんあるのが陶芸の面白さ。
色んな形を作り出せるだけでなく、模様や色のパターンもさまざまなんです。
こういう細かい絵を書くこともできれば

呉須絵付け
こんな鮮やかな絵も描ける。

上絵付け
こういうぷくっとした感じの線を描くのも楽しい。

イッチン
釉薬(ゆうやく)と呼ばれる表面のコーティングも、自分で作ることができます。

原料をすり鉢で細かく擦る

カラフルな色だって作れる
こんなキラキラした金属質なものもできるし

焼くとモコモコ泡立つような釉薬もあります。

この写真を見てるだけでも、ワクワクしませんか?(…私だけですか?)
色んな技法を知れば知るほど、そして自分の技術が上がれば上がるほどに、作りたいものがどんどん湧いてくる。
「そりゃあ何十年やってもやりたいことが尽きないよね」と思わされます。
これだけ色んなものが作れるなら、自分の作りたいものなんてなくならないよね、と。
面白さ③ 人に喜んでもらえる

何より陶芸のいいところは、「生活用品として使える」という点です。
そう、私たちに生活から切り離せない食器です。

普段愛用している、自作のマグカップ
私がオーダーメイドの食器を販売しているのも、「人に喜んでもらいたい」という動機があります。
その人の生活に寄り添えるような食器を作って喜んでもらう…
実際にその食器がその人の生活の一部になる…
もうそれだけで、作り手冥利に尽きます。
自分の作ったものが誰かの生活に彩りを添えている、って最高に嬉しいことなんですよ。
だから、使っているところを写真に撮って知らせてもらえたり
昨晩の #一汁一菜
ユキガオさん(@yukigao_22 )の陶器3点セットで具沢山お味噌汁。
お世辞抜きで本当に使いやすい!
もう市販の器には戻れないと思う…オーダーメイドショップ
👉https://t.co/CUqpKG3X1X pic.twitter.com/4MxvKzjth5— マコト (@mtr_macoto) 2017年9月17日
可愛いマリメッコちゃんと@yukigao_22 さんの夫婦茶碗♡ pic.twitter.com/pdEyb4PNwC
— ナナミ@旅好きママブロガー (@mumlovestravel) 2017年11月22日
器のレビューを書いてもらえるなんて、もう幸せでしかない。
それに、器を使ったイベントを開いて実際に使ってもらえるのも楽しい。


「あぁ、私が使ったものが誰かの生活の役に立ってるんだな」としみじみ嬉しくなるんです。
「好き」は最高のモチベーション

陶芸が好きな理由と気持ち、伝わったでしょうか?
「たったそれだけの理由で脱サラして陶芸の道に進むなんて…」と言われることもあります。
だけど、「好き」という気持ち以上に何かを続けるモチベーションはないと思うんです。
好きだから、もっといいものを作りたくなる。
好きだから、作ることをやめられない。
好きだから、どんなことも乗り越えられる。
私はそう感じています。

これからももっともっとたくさんの器を作っていきたいし、それが誰かの生活の一部になったら嬉しい。
だからぜひ、私にあなたの食器を作らせてください!
私自身も、好きな作家さんの食器を使っていると、味気ない食卓や毎日の生活に彩りが加わるのを感じるんです。
それがもし、自分のためだけのオーダーメイド食器だったら…
オーダーメイドの器って、まさに世界にひとつ。
自分だけのものです。
だから器に愛着がわいて、まるで我が子のよう。
食事の時間を意識して整えられるようになりました。
その丁寧な作りから、
「どんな想いでこの作品を生み出してくれたのか」
が伝わってきて、ゴハンがほんとうに美味しかったです。
ちょっとでも良いので愛着の湧くような器を持つと、食事やお茶の時間にも彩が出て、気持ちも華やかになりますよ。
きっとあなたの生活に彩りを添えてくれます。
オーダーメイドの器のご注文はネットショップで受け付けていますので、気になる方はぜひ覗いてみてください!
私はこれからも腕を磨いていきます!
「好き」という最高のモチベーションで、誰かにとっての「特別な器」をもっと作れるように。

陶芸の面白さ、動画でも語っていますので、こちらもぜひご覧ください!
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