
こんにちは、陶芸を初めて2年目のユキガオ(@yukigao_22)です。
陶芸を始めたばかりの頃、楽しい反面「しんどいな…」と感じることがありました。
陶芸って楽しそうじゃん!
もちろん楽しいことは多いよ!
でも思った以上にきついな、と感じたこともあるんだよね
細かい作業で集中することとか?
細かくて繊細な作業もあるけど、そうじゃないことの方がもっと大変だったの…
陶芸のイメージは「細かい」「繊細」
「陶芸してます」と話すと、こんなイメージを持たれることが多いです。
- 細かい作業
- 集中力がいる
- 繊細
それは多分、こういう細かい絵を描いていたり
集中してろくろをひいていたりするからかもしれません。
確かに集中しなければいけないし、簡単にできることでもない。
だけど、初心者が最初にぶち当たる壁は別にあります。
陶芸初心者の苦労トップ3
2016年の3月から陶芸を始めた私も、いわば初心者。
そして、陶芸教室や大学などでも初心者の方とたくさん会います。
そんな中で感じた初心者の苦労トップ3がこちらです。
第3位「力(ちから)が要る…」

陶芸はとにかく力が必要な作業が多い!!
まず陶芸用の土は通常10kg売りされています。(写真の一かたまりが10kg)
最初はこれを持ち運ぶことができませんでした。
これをさらに3分割程度にして土もみ(土を両手でこねて空気を抜いたり)するんですがこれまた腕の筋力や腹筋を使います。
コツを掴んでくればもう少し楽にできるものの、初心者はまず無理。
力任せにやっていると腱鞘炎になるので、最初の頃は手首に湿布を貼って寝てたことも…
- 重いものを扱う
- 力を使った作業がある
これが初心者にとっては意外であり、最初につまづくポイントです。
第2位「腰が痛い!」

この写真は、私がろくろを使ってお茶碗を作っているところ。
ご覧のように、かなりの前傾姿勢です。
これは、手がぶれないようにするため、肘を足に固定しているからなんですね。
ろくろを使った作業はこのように腰を曲げた作業が基本。
こまめに休憩したりストレッチをしないと、すぐに腰が痛くなります。
第3位でお伝えしたように、重いものを運ぶことで腰に負担がかかることも原因の一つ。
陶芸をやっている人は腰を悪くしていることが多いので、要注意です。
第1位「思ったように作れない!」

そして何より苦労するのは「思ったような形を作ること」。
最初はまずできません。
始めたばかりだから仕方ないよね…
そうは思っても、あまりに思うような形を作ることができなくて、心が折れそうになることは何度もありました。
自分のイメージは明確にあるのに、土が言うことを聞いてくれない。
上手くいったと思ったのに、焼き上げてみたらイメージと違ったり割れていたり…
そんな「これじゃない」感を何度も味わいました。
だけど陶芸って、自転車や逆上がりと同じで、一度コツを掴めばできるようになるんです。
イメージした形を何個も作ることだってできるようになる。
ただそこに到達するまで
だめだ!私にはできない!!
なんて、諦めたくなることもある。
そこで諦めずに続けていけるかが、初心者が上手くなるための大きなポイントじゃないかと思います。
それでも楽しいから続けられる
初心者ならではの苦労は、これ以外にもあります。
- 土の扱い方が分からない
- 専門用語が多くて理解できない
- 一人じゃ作業を進められない
- 必要な道具が多い
- 手や服が汚れて気になる
細かい部分は、挙げればキリがないです。
それでも私がこうして続けていられるのは、自分の手で形を作るのが楽しいから。
土と手を使えば、自由自在にいろんな形を作ることができるんですよ。
食器はもちろん、こういうオブジェで心象表現することもできる。
置物だってアクセサリーだって作れる。
釉薬(表面のコーティング)を研究すれば、さらに色んな雰囲気を出すこともできる。
色んな可能性を持ってるんですよね。
そもそも土を触ること自体が楽しい(笑)
色々な苦労があるけど、ハマったら楽しいんだろうね。
僕もやってみようかな
何かを自分で作りたいとか、ずっと残るものを作りたいと思ったら陶芸やってみるといいかもね!
- 陶芸を始めてみたいけど何が大変なんだろう?
- 陶芸って大変そうだけど、大丈夫かな?
そんな風に思っていた方は、初心者がぶつかる苦労をぜひ参考にしてください!
陶芸には意外な大変さがありますが、面白さ・楽しさもたくさんあります。
最近は陶芸体験も各地でできるので、体験してみるのもオススメ。
「陶芸体験ってどんな感じ?」という方は、こちらの記事も合わせてどうぞ!
京都観光するなら陶芸体験がオススメ!流れや様子を写真付でレビュー
ユキガオ
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