
こんにちは、通信制大学で陶芸を学ぶユキガオ(@yukigao_22)です。
年の瀬、この一年を振り返る季節になりました。
私が通う通信制大学でも、これからどのように履修を進めていくか、みんなが考える時期です。
クラスメイトたちと話していても
- いつ卒業するか?
- 来年は何を履修するか?
といった話題で持ちきり。
私も年末が近づくにつれてずっと、「私がこれからどんな風に陶芸と付き合っていくか」を考えていました。
そこで今回は、今考えていることについてお話ししたいと思います。
大学を1年留年します
私の通う通信制大学では、3年次編入制度があります。
短大卒以上なら3年次から入学でき、卒業に必要な単位数を減らしてもらえるんです。
卒業までに必要な期間も2年と、通常(1年次入学)に比べて半分。
3年次以降しか取れない授業も受けることができるので、早いペースで学ぶことができます。
私も3年次編入なので、最短で来年度(2018年3月)に卒業することができます。
だけど私は1年留年して、再来年度(2019年3月)卒業を目指します。
卒業を延ばす2つの理由
卒業を1年延ばすということは、1年分多く学費がかかるということです。
数十万の学費は、決して安くない。
だから私は最短での卒業を目標にしていました。
だけど卒業を1年先送りすることを決めた。
そこには2つの理由があります。
①納得できる卒業制作のため
卒業するためには、卒業制作というものが必要になります。
大学で学んだことの集大成としての作品です。
技術もさることながら、表現力や発想、構成力が問われます。
ただ、大学のシステム上、卒業制作に取り掛かる前に全ての授業を受けることができない。
つまり、「新しい技法や発想を学びながら卒業制作を進める」「知らない技法があるのに、卒業制作のテーマを決めてしまう」という状態になるわけです。
もちろん、技術や発想力が伴えば作ることはできるし卒業もできる。
でも、本当にそれでいいんだろうか?
私は、大学を卒業するために入学したわけじゃない。
自分の納得いく作品が作れるようになりたくて、入学した。
なのに、納得できる卒業制作ができないまま卒業することになっていいんだろうか?
私の答えは「NO」でした。
自分で納得できる卒業制作にしたい。
そのためにも、全ての授業を受けてから制作に取り掛かりたい。
②この大学で学べることのため
芸術系のこの大学で学べること・得られることは、非常に多いです。
- 専門知識(陶芸)
- 芸術の歴史、背景
- 他分野の芸術知識
- 日本文化、海外文化
- アートに取り組む姿勢
他にも、様々な展示会の情報が得られるし、学内で行われる講演会に参加することもできる。
同じ大学で学ぶ色々な人との繋がりもできるし、刺激を受けることもできる。
本当に、ぜいたくな環境です。
ただ単位を取って卒業することだけを考えればつまらない大学生活かもしれない。
だけど、初めてアートの分野に足を踏み入れた私にとっては全てが新鮮で面白い。
学ぶたび、また学びたいもの・知りたいことが増えていく。
そんな環境なんです。
だからこそ、ここで学生として得られるものを存分に吸収したい。
そう考えたら、慌ただしく卒業する必要はないんじゃないかと思ったんです。
来年からどう過ごすか?
来年は、まだ受けていない授業を受けたり、興味のある分野の単位を履修していきます。
それと同時に「自分はどんなものを作っていきたいのか」を考える年にしたい。
陶芸って、ただ日常の器を作るだけじゃないんですよね。
オブジェやインスタレーション(空間演出)を作ることもできる。
作ることで、自分の内側にあるものを表現することができる。
日常の器にしても、新しい発想のものが作れるかもしれない。
そう考えると、私はまだまだ陶芸の一部しか知らないんです。
なので、来年一年で様々なアートに触れたい。
美術館や個展も、分野を問わず行ってみたい。
インプットを増やし、咀嚼して、自分の中で「陶芸との付き合い方」を見つめたい。
そんな年にしたいんです。
これから作っていきたいもの

今は、食器を作って販売しています。
だけどこれからは、用途を決めない作品も作っていきたい。
たとえばカップにしても、使うのが不便だけど面白いものとか。
花器にしても、生花は生けられないけど飾ってみたいと思えるものとか。
まだまだ作ったことのないものが多いからこそ、新しいものを作ることに挑戦していきたいんです。
それがただの自己満足でもいい。
色んなものを作って、色んな可能性を探して、新しい景色を見てみたいんです。
新しい取り組み、はじめました
早速来年からの自分に向けて新しいことを始めました。
それは、職人さんの元で陶芸を学ぶこと。
京都に住んでいるんだから、京都の陶芸を学びたい!
これまでも陶芸教室には通っていたものの、それはあくまで作家さんの教室。
職人さんは、決められた形のものを量産する分、経験・技術を持っています。
職人として仕事をしたいわけじゃないけど、その土地に根付いた作り方を学びたいと思ってたんです。
この陶芸スクールに通って、私自身のさらなるスキルアップを目指します!
今よりもっといいものが作れるよう。
自分の望むものが作れるよう。
「来年からやろう」と思ってたけど、やっぱり今すぐやりたいと思って年末からのスタート。
自分の成長に、年末も年始も関係ないですもんね。
日々後悔しないよう、今日も明日も来年も進んでいきたいな。
ユキガオ
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