

先日こんなツイートをしたんですが…
アラサーと呼ばれる年齢になると「今から別の道に進むのは遅すぎる」って考えがちだけど、そんなことはないと思っていて。
私が会社辞めたのは社会人10年目の29歳だったし、なんなら陶芸始めたのもブログやTwitter始めたのも29歳。
今この瞬間の自分が一番若いんだから、遅すぎるなんてことはない。
— ユキガオ|物書き陶芸作家 (@yukigao_22) 2018年8月20日
とても反響が大きく、「自分も同じだ」というコメントをたくさんいただきました。
本当に同意!
わたしも青森から東京に未経験としてwebデザイナーとして就職活動したのは30の時だし、その時デザイン事務所含む3社から内定もらったし、34でフロントエンドエンジニアに転向したし、ワードプレスはじめたのは36さいです。笑
何歳からでもできるよ😊 https://t.co/qJcnIgihBm
— にゃこ⭐️買い物依存克服しました (@nyacochin_plus) 2018年8月21日
僕は36歳で営業職からITエンジニアに転職しました。
今、幸せです。 https://t.co/92IYMDMOy3— まっしゅ (@mashup76) 2018年8月21日
私も今年29歳になってから、会社辞めて全く新しいこと始めようとしてる!
なんだろう、30になる節目を迎えるにあたって、変わりたくなるのかなあ人って🤔
歳を重ねるのが怖くなる瞬間もあるけど、10年後が楽しみに感じる時もある。 https://t.co/SPdTyGAAlA
— ゆうゆう@旅する書評家 (@yuu_uu_) 2018年8月21日
本当にそう思う。。わたしも未経験からWEBデザイナー目指して、転職活動してたの30歳、31歳の時だし。特に未経験可とかに絞らず、応募し、それでも意外と会って頂けて、結局5社内定頂けた。不安はあったけど、もー数年後にあの時こうしてればと思う人生は嫌だったのでね。 https://t.co/t8rHy3Whz8
— おはち。 (@ohaachi) 2018年8月21日
おれ27才のとき所持金1900円しかなかったけどなんとかなったからホント遅すぎることなんてないよ
https://t.co/dhX20L74Yu— 中村ひろき@1月から北欧ノマド。 (@you_chiryoin) 2018年8月22日
こうして見ると、アラサー以上の年齢で進路変更した人はたくさんいるんですよね。
それって、同じ年代で「別の道に進みたいけど不安…」という人にとって勇気になる。
そこで、私がアラサー(29歳)で決断したときの想いと、その後の人生についてお話しします。
目次
会社員10年目、29歳で未経験の分野に挑戦した

私の「陶芸作家」という肩書きを見て

と聞かれることがあります。
その答えは「NO」。
私は、29歳のときに陶芸と出会い、まったくの未経験から陶芸を始めました。
今、陶芸を仕事にしている人の多くは陶芸の専門学校や美大・芸大からその道を歩んできています。
それはとても理にかなったことで。
陶芸の技術は運動神経と同じで、若い頃からやっている人ほど確実に技術を身につけられると言われています。
つまり、10代の頃から陶芸をやっている人のほうが圧倒的に有利な世界。
そんな世界にアラサーという年齢で飛び込んだ私は

と考えていました。
順当にその世界の道を歩んできた人たちと真っ向勝負するのではなく、フィールドをシフトする。
そこで、私のこれまでの経験を生かして勝負していきたいと思ったんです。
勝算があったわけじゃない。
でも、そういう戦い方ならできると踏んでこの世界に飛び込みました。
陶芸を始めて2年半。成長スピードは誰にも負けない

「陶芸で食ってくのは難しいよ」
たくさんの先輩方にそう言われながら、無謀とも思える挑戦を決意して2年半が経った今。
まだ収入はそんなに多くないものの、たくさんの人に私の作品を買っていただいています。
また、私が陶芸を教えるワークショップも開催するように。
これまでたくさんの作品を作ったし、たくさんの時間を陶芸に費やした。
その結果、2年半でここまでこれました。
このスピードで作家として活動できているのは、たくさんの人の支えやチャンスをいただけたから。
そして私自身も、そのチャンスを掴むために努力を続けてきたから。
そう思っています。
すでにスタートしているレースに途中参加(それもハンデなしで)しているような状態だからこそ、人の何倍ものスピードで成長したいと思ったし、実際に成長してきた。
それは胸を張って言えます。
この成長スピードは、誰にも負けない。
前に進みたいなら「これまでの経験を生かす」つもりで

私は、前職で普通の会社員、それも技術職として働いていました。
入社10年目にもなると、中堅社員として責任のある仕事を任されたり、後輩の育成もするようになります。
私だけの専門知識も身についてくるし、関係会社さんとの繋がりや社内でのネットワークもできている。
ここまで条件が揃うと、仕事はだいぶやりやすくなってきます。
もちろん給料だって上がっていたし、上司からの信頼も得ていました。
この状況で仕事を辞めるのはもったいない、と思われるかもしれません。
特に、これまでの経歴と全く関係のない分野への挑戦だから「経験が無駄になる」と思われるかもしれません。
だけど、仕事には熱意が持てなかった。いつも辞めたいと思いながら働いていた。
そんな中で見つけた陶芸は、「これなら全ての情熱を注いで打ち込める」というものでした。
だから私は、戦うフィールドをシフトしようと思ったんです。
私が経験してきたことを活かせば、他の人と違ったフィールドで生き残れるかもしれない、と。
これまでの経験を捨てるのではなく。
これまでの経験を生かして、自分だけの戦い方を考える。
そう思えば、まったく新しい分野にも一歩踏み出すことができるんじゃないでしょうか?
今が一番若いのだから、遅すぎることなんてない

29歳という年齢は、一昔前なら「落ち着いているべき」年齢だとされていたかもしれません。
会社員として仕事を続け、家庭を持ち、なんなら子供を産み育て…という生活をしているものだと、ハタチそこそこの私も思っていました。
だからこそ、新しいことに挑戦するのはちょっと怖かった。
「この歳で失敗したらどうしよう…」
「新しい場所で新しい人間関係を築けるだろうか…」
「結婚は?子供を産むにもタイムリミットが…」
そんなことを考えなかったわけじゃありません。
でも、何かに挑戦するなら今しかないと思ったんです。
だって、私が一番若いのは、今の私なんだから。
1秒後、1日後にはそれだけ老いていくんだから。
本当にやりたいことがあるのなら、その挑戦を先延ばしにするメリットなんてない。
そう思ったから、決断できたんだと思います。
29歳の決断が、30代の人生を変えた

29歳で進路変更を決断し、いろんなことに挑戦し、もうすぐ32歳になろうとしています。
そんな中、日々「楽しい」がアップデートされていく感覚があって。
一年前より、今の自分のほうが好き。半年前より、今のほうが楽しい。
そんな毎日なんです。年齢なんて本当に関係ない。
どんどん自分のことを好きになれる。
歳を重ねるごとに自分がパワーアップしていく。
そう感じているんです。
成長し続ける人たちからパワーをもらおう
そして、私と同じように感じている人たちがいます。
それが、このメンバー。

「にぶんのいっ会」と名付けたこの5人は、全員がアラサーで道を変えた女性。
医療職からライターに転身した、しぶりん(@nagoyatabijo)。
会社を辞め、フリーのイラストレーターとして活動する、たっつん(@tatsuun7)。
30歳でフリーランスになり、今ではメディア編集長を勤めたり幸せな結婚生活を送る、なっちゃん(@sera_natsu)。
前職とは畑違いのライターという分野で大活躍中の、さくらさん(@skrninjin)。
みんなそれぞれ違った職種から道を変え、今もどんどん成長し続けている魅力的な人たちです。
会うたびに刺激をもらい、「私ももっと頑張ろう」と思える大切な仲間。
そんな5人で、こんなイベントも開催しました。
【アラサーからはじめる、好きを仕事にする働き方トークセッション】これがわたしの生きる道
日時:2018/09/08 (土) 14:30〜
場所: 愛知県名古屋市中区大須4-11-5 観音ビル4F
参加費:3,000円
年齢という枠にとらわれず、自分らしい生き方を送る5人が「好きを仕事にする働き方」をテーマに話すイベント。
- アラサーで新しいことに挑戦したいけど不安…
- 今の経歴を捨てるのが怖い…
- フリーランスになりたいけど、何から手をつけていいかわからない…
- 活躍する人の話を聞いてモチベーションを高めたい
そんな方に来てもらえたら…と思って開催。
結果、60名近くもの方が参加してくださってすごくすごく盛り上がりました。
イベントの様子はこちらのイベントレポをご覧ください。
たった一度きりの人生なのだから、好きなことを我慢して生きるなんてもったいないと思いませんか?
私はそんな人生、イヤだった。
だからこの道を選んだ。
決して楽な道ではないし、今も悩んだり不安になることはたくさんある。
それでも後悔は1ミリもしていないし、とっても幸せです。
自分で考えて自分で選ぶ。
年齢にとらわれず挑戦する。
そんな人生で、後悔のない日々を送ってほしいなと思います。
ユキガオ
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