
こんにちは、アラサーで脱サラしたユキガオ(@yukigao_22)です。
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一生懸命頑張るのはカッコ悪い
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上手くいくか分からないことには手を出さない
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全力を出すのはめんどくさい
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自分が言い出しっぺになるのは嫌だ
そう考えてる人って、いませんか?
はーい、ここにいまーす!
なに?一生懸命にならなきゃいけないって言いたいわけ?
ううん、そういうわけじゃないよ。ただ、もっと楽しく生きるためにはカッコ悪くてもいいと思うんだ
カッコ悪いなんてやだよ!適当にやってても楽しめるもん
本当にそうかな?カッコ悪くても最高に楽しいことができたらいいと思わない?
うーん…でも最高に楽しいことなんて、できるの?
仕方なく参加した会社のイベント
私が就職して住んでいた街では、毎年夏祭りが行われています。
そこでは、何千人もの人たちがチームを作って踊りを披露し、優勝を決めるというイベントがありました。
そこに初めて参加したのは、就職してすぐの夏。
私が配属された部署では、毎年チームを作ってそのお祭りで踊ることになっていたんです。
もちろん、仕事終わりにはみんなで集まって練習をしないといけない。
いわゆる「業務外活動」です。
それでも当時は、部署内の人たちと集まれるのが楽しかったし、私は踊るのが好きだったから進んで参加してました。
でもこのチームは、毎年の新入社員で構成されたもの。
私が新入社員扱いされなくなった頃には、すでに参加権はなくなっていました。
翌年、自分のダンスチームを作った
みんなでお祭りに出て踊ったのが楽しかった私。
翌年は、後輩たちがチームを作って踊りの練習に励んでいる様子を見ていました。
その時、ふと思ったんです。
「私もまた踊りたい」
そうなったら居ても立っても居られず、仲の良かった同期にメールを送りました。
後輩が練習してるとこ見て思ったんだけど…私また踊りたい!
それに対する同期の返事は…
じゃあ一緒に踊ろうぜ!!
こうして、私は自分のチームを作って、独自で夏祭りに参加することに。
上手くいかないチーム運営
同期が協力してくれてチームを立ち上げることになったものの、課題は山積み。
- メンバー集め
- 振り付け
- 参加申し込み
- 衣装の準備
- 小道具作り
- 踊りの練習
- 日程調整
みんな仕事をしながらなので、十分な時間はなかなか取れません。
それでも「メンバーが足りないんです!」と、先輩方にまでチーム参加をお願いし、練習参加を促しました。
練習日程を組んだものの、参加者が集まらず練習も進まない日々。
練習に来てくれた人に対しても、キツイ言葉をかけてしまったり、自己嫌悪。
私一人で全部やるのはキツイ…
みんな踊りを覚えてないのに祭りになんか出られない…
ある日の練習終わり、私は弱音を吐いて泣いてしまったんです。
助けてくれたのは仲間たちだった
そんな私を見て、救いの手を差し伸べてくれたのは同期の仲間たち。
遅い時間にもかかわらず、ファミレスに集合して作戦会議を開いてくれたんです。
問題は何か。みんなで分担できることはないか。
そうして私が一人で抱えていたものを吐き出し、みんなで協力しながら進めていくことに。
おかげでなんとか予選通過し、夏祭りの本番で踊ることができました。
※予選会が各地で行われて、通過したら本番で踊れる仕組み
そして翌日の新聞には、私たちの写真が掲載。
楽しんで踊ってた様子がよくわかる写真でした。

さらに翌年、チームは拡大した

チームを立ち上げた翌年も、私は夏祭りへの参加を表明。
昨年一回だけのつもりだったメンバーもいたため、再びメンバー集めをすることに。
そうしたら、去年の夏祭りを見ていた人たちから
「楽しそうだったから参加したい!」
言ってもらえて、自然とメンバーは拡大していきました。
振り付けは昨年から変更し、小道具も追加。
やることは相変わらず多くて、メンバーと衝突することも。本当に情けない…
それでもみんな必死に練習してくれて、無事、予選会へ参加することに。
ついに優勝!ステージで踊ることに
そして参加した予選会。
去年よりパワーアップした自覚はあったし、すごく楽しめたんです。
その結果、予選会で優勝。
すごく嬉しかったです。
予選会で優勝すると、本番の夏祭りではステージに上って踊ることができます。
これまでステージの下でしか踊ったことのない私にとって、一つ目標をクリアした気分でした。

炎天下だったけど、ステージ上で踊るのは最高に気持ちよかった。
今でも大切な夏の思い出です。
リーダーはいつもカッコ悪かった

もともと私の「踊りたい!」から始まったこのチーム。
全部私のワガママなんです。
だから必死でメンバー集めに奔走したし、振り付けをいかにカッコよく作るか、どうやってら覚えてもらえるか…
常に必死でした。
たぶんみんな「仕方ないな」って気持ちで付き合ってくれたんだと思います。
怒ったり泣いたり笑ったり、時には熱中症で吐いたり…
本当に頼りないカッコ悪いリーダーだった私。
それでもついて来てくれたメンバーには、感謝しかありません。
カッコ悪いと思ってたら実現しなかった
メンバーを必死に集めたり、真剣に振り付けして踊ったり…
ただの夏祭りなのに、バカみたいと思う人もいるかもしれません。
カッコ悪いと思う人もいるかもしれません。
そして実際に私は、とてもカッコ悪かった。
無理言ってワガママに付き合わせたくせに、怒ったり落ち込んでばかり。
めちゃくちゃ迷惑な奴だって自覚してます。
だけど、やって良かったなって思うんです。
必死だったからこそ心から楽しめたんだろうな、って。
みんなも真剣だったから、優勝できたしみんな楽しそうだったんだろうな、って。
もし私が「踊りたい」と誰にも言わずにいたら、こんな最高に楽しいことを知らずにいたんだろうな、って。
人生を楽しむために必要なこと
夏祭りで踊ることに限らず、何かを楽しむコツは「必死になること」だと思うんです。
言い換えれば「自主的に取り組むこと」。
自主的に、つまり自分ごととして取り組めば、必死になるし真剣に頑張る。
やらされ感や惰性でやっていたら、最高に楽しい思い出なんてできっこないと思うんです。
踊りだって、最初は上手くできなくても真剣に練習して覚えれば、楽しみながら踊る余裕ができる。
何かやりたいことや目標があるなら、カッコ悪いくらい必死になってみる。
そうすれば「最高に楽しい!」って言える瞬間が必ずやってくる。
私はこの夏祭りの出来事から、そう確信しています。
何か目標があるなら、周りの目なんか気にせず「カッコ悪い」と思われながらでも進んでみませんか?
ユキガオ
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