
私がフリーランスとして自分で仕事をしていく中で、いつのまにかこんな考え方が染み付いていました。
“仕事して疲れても休まず動き続けなきゃいけないから、何か対策をとって体を動かさなきゃ”
自分が動かない限り稼ぐことができないフリーランス。
もともと体育会系なこともあり、気合いと根性でなんとか体を動かそうと考えてしまいがち。
その結果、疲れたときにはチョコレートやクッキー、コーヒーなんかで自分を奮い立たせながら働いていたんです。
でも、気付いたことがあって。それは
“疲れたら、休めばいい”
なぜそう気付いたのかについて、経緯やきっかけをお話しします。
やる気ばかりが空回りする日々に自己嫌悪
フリーランスになって2年目。
最近はありがたいことにお仕事をたくさんいただけるようになりました。
確定申告の準備をしていて、「去年よりずっと稼げるようになってる…!」と一人喜んだり。
その反面、とにかくやるべきことが多くて疲れているのも事実です。
毎日、時間を細切れにしてタスク管理しながらやるべきことに終われる日々。
だんだんと食事も適当になり、睡眠時間は不足していきました。
その結果、日中の集中力が欠け、甘いものとカフェインでなんとか自分を奮い立てせるも「またタスクが終わらなかった…」と落ち込んで。
「明日の朝、早起きして仕事片付けよう!」と意気込んでアラームをセットしても、あまりの眠さに10分後のアラームをセットしてまた寝て…を何度も繰り返し、結局時間ギリギリにしか起きれない。
本当に、そんな日々が続いていました。
「やるべきことがあるのにできない」という自分に自己嫌悪が募っていきます。
粗食、断食…食生活を変えるキッカケ
私の友人に、中村ひろきさんという元・治療家で現在は断食の専門家として活動されている方がいます。
ひろきさんは定期的に断食を行っていて、自分自身の体調をコントロールするだけでなく、断食したいという人たちにアドバイスをしてくれています。
・白米
・味噌汁
・サバの塩焼き
・ほうれん草のおひたしこれを全てミキサーにかけて飲みましょう。栄養満点です♪
…どうです?気持ち悪いでしょう?
これ、ぼくが老人ホームで実際に見た、とある患者さんの食事です。
見た瞬間、死ぬまでグルメを楽しむために、摂食しようと大決心しました。
— 中村ひろき / 断食の専門家 (@you_chiryoin) 2019年2月27日
私はひろきさんのこの考え方が好きで、前にも一度、断食に挑戦したことがありました。
でもそのときは大好きなお菓子やコーヒーを抜いたあとの頭痛やふらつきに耐えられず、体調的な問題もあって断食することなく終了。
なのでリベンジの意味も込めて、再び3日間の断食にチャレンジしているのです。
断食についてはこちらのnoteを読んでもらうのが一番いいのでここでは割愛します。
断食は、突然3日間なにも食べなくなるわけではありません。
- 準備期間:7日
- 断食:3日
- 回復期間:5日
というように、長い長い準備期間と、念入りな回復期間を必要とします。(理由ややり方もnote参照)
準備期間は昔ながらの日本人が食べていた食材を中心に、質素で糖質を抑えた食事をするのです。
これが、私の食生活を見直すキッカケとなりました。
食事を変えると体調にも変化が
実はこの準備期間が難関でして…
普段から
- 朝:コーンスープ、パン、コーヒー
- 昼:おにぎり、サラダ
- 間食:お菓子、コーヒー
- 夜:パン or 外食
みたいな生活だった私が、お菓子もコーヒーもやめて主食(ご飯やパン)も減らすと、頭痛や倦怠感などで苦しむことになるんですね。
それでも、野菜や魚、豆腐、納豆、味噌汁、海藻、きのこ類などを中心とした食生活を続けていくことで、体にも変化が起こるわけです。
ここ最近ずっと朝の寝起きの悪さが悩みだったんだけど、お菓子・コーヒー・お酒ゼロにして主食も減らしたら朝4:30とかでもスッキリ起きられるしそのまな仕事できるし、さらに雨の日の頭痛もなくなってメンタルも安定したので、ほんと食事って大事だなぁと痛感してる…
— ユキガオ (@yukigao_22) 2019年2月27日
そう、悩みの種だった「寝起きの悪さ」がすっかり解消されたんですね。
これがもう嬉しくて嬉しくて。さらには雨の日の低気圧頭痛も起こらなくなるのだから、大歓喜ですよ。
食事って本当に大事なんだなと、当たり前のことを痛感しました。
強制的に食事を変えて気付いたこと
さて、ここからが本題。
食事を変えて体調もよくなり、すっかり調子に乗った私。ぶっ通しで仕事をして、気付いたらエネルギー切れを起こしていました。
「疲れた…でも動かなきゃ…」
そう思っても、エネルギー切れの体にいつも入れていたお菓子やカフェインは摂ることができません。
仕方なくなんとか家に帰り着いたものの、もうご飯の準備をする気力もなかったのでベッドで少し休むことに。
ベッドで休んでいたのは30分程度。
でも。
寝て起きたら少し体が元気になっていたんです。
その後、料理をする気力も体力も戻り、しっかりとした食事を摂ることができました。

具だくさん味噌汁、オクラの塩焼き、キムチ冷奴
「そうか、疲れたら休めばいいんだ」
私が気付いたのは、たったこれだけのこと。
でもこれは、大きな意識の変化です。
疲れても休んではいけない、と思い込んでいた。だから甘いものやカフェインで無理やり体を動かしていた。
その結果、体には負担がかかりすぎ、まともな栄養を摂らなかったことで何もできない体になってしまった。
でも「疲れたら休めばいい」のだとしたら、何かで無理やり体を動かす必要はない。
栄養のある体にやさしい食事をして、仕事をし、疲れたら少し休んで、また頑張ればいい。
たったそれだけのことに、私はずっと気づけずにいました。
疲れたら休む。そして「疲れたら休む」ができるように、働き方も見直していく必要がある。
自分の望む人生にするために大切なこと、ようやく気付けた気がします。
自分の体をコントロールして人生を充実させたい
まだ準備期間の私が本当の断食に挑戦するのは来週。
でも、準備期間でこれだけの変化や気づきを得られたのは本当に大きなプラスだなぁと思っています。
私は、今の仕事が好きです。
できるなら、もっと作りたいしもっと書きたい。やりたいことがいっぱいあるんです。
人生の時間は限りがある。その時間を有効に使うためには、体調・メンタルを自分でコントロールできなくてはいけない。
この想いが、私の断食へのモチベーションになっています。
断食後の感想はまた別の記事に書きたいと思います。
どんな風に変わるのか、自分でも楽しみです。
ユキガオ
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