その土地の良さを120%味わう、という贅沢な時間【高知食事会レポ】

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こんにちは、ユキガオ(@yukigao_22)です。

6/10(土)、高知県で『見て・触れて・食べてもらえる作品展』を開催しました。

camp-fire.jp

すでに東京名古屋大阪と開催してきたこのイベント、今回の高知会場がラスト。

非常に内容の濃い、そして高知の良さを存分に味わえる食事会となりました。

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参加者の皆さんと

なおこのイベントは、東京・名古屋・大阪と同様、クラウドファンディングによる支援によって成り立っているイベントです。

支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます!

アットホームな小川食堂での開催

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今回のイベント会場は、高知県大豊町の『小川食堂』さん。

めちゃくちゃいい雰囲気の店内です。

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古民家のような、温かみのある内装。

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気さくで、コロコロ笑う可愛らしい店主のお二人。

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この小川食堂ができた経緯については、こちらの記事に詳しく書いてあるのですが…

店主のお二人は姉妹。姉のすずえさんは

子供が生まれてすぐに、夫が他界。

そして、立て続けに火事。

まさに不幸の連続といった感じ。

二つの意味で、一家の大黒柱を失ったすずえさんは家族を養うために、食堂を始めることを決意。

調理師免許を取るために、 百姓をしながら死に物狂いで勉強したそうです。

これぞ人生!波乱万丈を乗り越えて限界集落で営む幻の食堂。 より

というように、壮絶な人生を乗り越えてこられました。

そして今、こうやって大豊町で食堂を経営されています。

そんな苦労を微塵も感じさせないくらい、明るくて楽しいお二人。

準備の際にもイベント中にも、何かと気を遣ってくださって、すごくすごく助けられました。

イベントが終わってから

「こんなにたくさん若い人たちが来てくれて嬉しい」

と言ってもらえたのが心に残っています。

この食堂で開催できて、本当に良かった。

採れたて食材を味わえる食事会

f:id:yukigao:20170612113430j:plain(Photo by. なっちゃん

今回は、高知県の中でも嶺北(れいほく)地区と呼ばれる場所での開催。

高知市内から少し登った所にある、自然豊かな地域です。

ということで、参加者の皆さんがたくさんの野菜を持ち寄ってくださいました!

まずは、スタッフのえんたくさんから「情熱のろべると」という高級卵と大量のニラを持って来ていただきました。

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(写真はスタッフ用賄いのニラ玉)

参加者の皆さんからも…

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続々と集まる野菜(しかもみんな違う!)にうれしい悲鳴です。

皆さん、朝から市場などで買ってきてくださったようで、新鮮なものばかり。

全て美味しく天ぷらにして頂きました。

主催者がご当地調理を体験!

私ずっと、高知でカツオを食べるのが夢だったんです。

そして今回のイベントでそれが叶いました!

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朝から市場で買った新鮮なカツオを、藁焼きにしたもの。

この藁焼きは、主催者が現地の方に教わりながら作る体験調理

これまでの食事会になかった試みです。

缶に藁を詰めて火をつけ

f:id:yukigao:20170612115800j:plain(Photo by. ナガシマナツミさん)

炙ります。

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熱いみたいです。

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高知からの参加者に教えてもらいながら、炙っていきます。

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みんな暑い中、外へ出てその様子を撮影。

非日常体験で楽しかったし、カツオも美味しかったし、最高でした。

「その土地」らしさを味わう

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これまでの食事会、メニューは少しずつ違ったものの、「その土地で採れるもの」を使ったのは高知が初めて

これこそ、地方でイベント開催する良さだと思うんですよね。

住んでる人は少ないかもしれない。

アクセスは良くないかもしれない。

利便性はないかもしれない。

それでも、その土地にしかないものがある

圧倒されるほどの大自然。

新鮮で味の濃い食材。

距離の近い人間関係。

そのどれもが、大都会では味わうことのできないもの。

ここ、高知・嶺北地区だからこそ味わうことができたもの

私とぼりさんのイベントではあるものの、「高知という土地と人」無しには成り立ちませんでした。

この場所で開催する意味を強く感じた食事会となりました。

慌ただしさの中で感じた温かさ

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今回はメニューが多く、調理体験もたくさん参加してもらいました。

【献立】

■白ご飯(3種の「ひとめぼれ」をブレンドした「ひとめぼれ」)

■鯛のあら汁(潮汁)

■豚の塩角煮大根

■鰹の藁焼き(体験調理)

■持ち込み野菜の天ぷら(体験調理)

■えんたくさん家のだしまきたまご(情熱のロベルト)(体験調理)

■蓮根きんぴら

■えんたくさん家の韮(ニラ)辛子酢味噌和え

■高木さんのクッキー(手土産)

ありがたいことに、クラウドファンディング終了時点では5名だった参加者も、最終的に定員(20名)いっぱい

その分、主催者が参加者の方と話す時間をほとんど取れないほどに慌ただしくなってしまったのも事実。

料理の説明なども十分行き届かなかったと思います。

会場全体に目を配ることができず、非常に申し訳なかったです…

しかしそんな中でも、自主的にテキパキ動いてくださったスタッフのお二人。

藁焼きを手伝ってくださった高知の方々。

出てきた料理をみんなに取り分けてくださった方々。

片付けを手伝ってくださった方々…

私たち二人だけでは足りない部分を、参加者の皆さんに補ってもらいました。

「本来なら私たちがやらなきゃいけないのに」という申し訳なさと同時に、何も言わずとも手伝ってくれる皆さんの温かさをひしひしと感じました。

初回の東京から、ラストの高知まで、ただただ皆さんの温かさに救われた私たち。

本当に感謝しかありません。

ありがとうございました!!

イベントをきっかけに旅する楽しさ

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参加者の中には「高知へ来たのは初めて」という方も。

そう、高知開催だからと言って、高知県民だけが参加したわけじゃないんです。

その方々から「このイベントがあったから高知に来れた」と言ってもらえたんですよね。

それがすごく嬉しかった。

私たちの開催したイベントが、誰かにとって「見知らぬ土地へ出かけるキッカケ」となった。

そして、その土地の魅力を知ってもらうことができた。

それはあくまで副次的なものだけど、とても嬉しい効果でした。

もし全国各地でこういうイベントができたら…と思うと、ワクワクしますよね。

私自身も、初の高知(初の四国上陸)だったので、いい経験となりました。

高知で開催して本当に良かった。

イベントレポの紹介

最後に、イベントレポと参加者のツイートをご紹介します!

まずは、ぼりさんからの活動報告です。

イベントが終わって速攻でレポを上げてくれたなっちゃん。福岡から遠路はるばる来てくれました!

器の写真もめちゃくちゃ綺麗なのでぜひご覧ください!

東京から高知まで足を運んでくれたまなみさんのレポ。

読んでて胸が熱くなります…来てもらえて本当に良かった。

なっちゃんと一緒に福岡から来てくれたナガシマナツミさんのレポ、アイキャッチ画像が素敵←

こんなに深く色々なことを考えてくれていたんだ、と感動しました。

支援のリターンとしてスタッフやってくれたえんたくさんのレポ。

とにかく助けられてばかりで頭が上がりません。ありがとうございました!!

enntaku98.blog.jp

他にもレポを書いてもらったら随時追記していきますね。

皆さん、本当にありがとうございました!!

ユキガオ

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長崎生まれ・神奈川在住の陶芸家。会社員10年目で脱サラし、好きなことして生きていくために奮闘中。
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