クラウドファンディングに挑戦したい人に伝えたい7つの大事なポイント

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こんにちは、ユキガオ(@yukigao_22)です。

  • クラウドファンディングでやりたいことがある…
  • クラウドファンディングに挑戦してみたい!

今なにかと話題のクラウドファンディング。

興味がある人は多いんじゃないでしょうか?

そんな人に、伝えたいことがあります。

 

クラウドファンディングへの挑戦と成功

今年の3月、ぼりさん(@borilog)と共同でクラウドファンディングに挑戦しました。

その結果、多くの方のご協力によりサクセス。

プロジェクトの目的だった「見て・触れて・食べてもらえる作品展」は、5月〜6月の4週間で開催。

大盛況のうちに幕を閉じました。

このプロジェクトにほとんどの時間とエネルギーを費やした2017年の半年間。

全力で取り組んだ結果、得られたもの・学べたことがすごく多かったです。

特に、クラウドファンディングに挑戦する上で欠かせないことがあるんだと気付かされました。

そこで今回、それを全てお伝えしようと思います。

 

クラウドファンディングに大切な7つのポイント

今や、いろんな人がクラウドファンディングに挑戦しています。

プロジェクト内容は様々ですが、この大切なポイントは共通すると思うんです。

なので、「クラウドファンディングに挑戦してみようかな」と考えている人はぜひ参考にしてみてください!

1. 揺るぎない信念と熱意

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まず何より大切なのは、「なぜそのプロジェクトをやりたいのか」そして「どれだけの熱意があるのか」です。

このプロジェクトの場合、それぞれが作るもので「些細な違いが日常の食事を変えるんだ」ということを知ってほしいという想いがありました。

今回のプロジェクトは、毎日触れる「食事」と「器」を大切に思っていただきたいというコンセプトの元、企画しました。

〜中略〜

雰囲気の悪い中で摂る食事がおいしくないのは、当たり前。食事を味わって食べようという気持ちでいられたら、それだけで毎日の食事が特別なものになります。

〜中略〜

私たちが日々繰り返す食事。

何を食べるかももちろん大事ですが、どういう食器を使って、どういう姿勢で食事と向き合うかはもっと大事だと思うんです。

丁寧に作ったものを、特別な食器で食べる。そんな当たり前のことが、日々の生活を豊かにしてくれます。

プロジェクトページより

そして、まだ駆け出しで実績のない立場だからこそ、こういう場を設けて自分たちの作ったものを見てもらいたい。

そこから次に繋げていきたい。

そういう想いも強かったため、自分自身と真剣に向き合いました。

  • 自分はどんな価値を提供できるのか?
  • これからどんな風に生きていきたいのか?

そこまで掘り下げながら、情熱を持ってプロジェクトに取り組んだんです。

それは、プロジェクトページや動画を見てくださった方に伝わったと思います。

 

2. お金をいただく覚悟

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クラウドファンディングという、何やらかっこ良さげな名前がついていても、所詮はお金をいただくという行為です。

誰かの大切なお金を、自分たちのやりたいことのために使わせてもらう…

これは実際に体験してみないと分からないのですが、かなりの重圧です。

支援してもらうたび、「本当にいいんだろうか?」と思わずにいられませんでした。

だって、お金をもらってるんだから。

そして支援してもらった以上、100%、いや120%の力でプロジェクトをやり切ることを約束しなければなりません。

自分のやりたいこととはいえ、大変なことや面倒なこともつきまといます。

それでも最後まで全力を尽くしてやり切れるか?

お金を頂く以上、その覚悟が必要です。

 

3. 徹底した事前準備

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プロジェクトページにはまず、私たちが喋る動画があります。

私は京都に住み、ぼりさんは東京に住んでいることから、それぞれが自宅で動画を撮って組み合わせました。

でも動画を載せるなんて、二人とも最初は考えてなかったんです。

この動画は、私たちが所属しているコミュニティに下書きページを載せ、いろんな方にご意見をもらって決めたこと。

「動画で説明した方が伝わりやすいよ」

とアドバイスをいただいたんです。

他にも、プロジェクト本文の読みやすさや文章のつながりなどを、多くの方に見てもらって完成しました。

準備段階からすでにたくさんの方に支えられて始まったんです。

支援してもらえるかどうかは、このプロジェクトページにかかっています。

自分たちの伝えたいことをちゃんと伝わるようにするためには、客観的な意見がとても貴重なんです。

それくらい綿密に準備をすることで、ようやく読んでもらえるプロジェクトページになるんだと思います。

 

4. 喜んでもらえるリターン

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クラウドファンディングでは、支援してくれた方々にリターンという形でお礼をします。

今回のプロジェクトでは

  • 食事会出席チケット「東京」5月21日(日)13時〜
  • 当日スタッフとして参加チケット(まかない+手土産付)「東京」5月21日(日)

といったイベント関連のリターン

  • オリジナルお茶碗をプレゼント
  • 教えにきてくれる板前

という、お互いのスキルを使ったリターンを用意。

中には

  • ただひたすらに応援

という、私たちが手書きのお手紙を送るリターンもありました。(そしてこのリターンを選んだ人が一番多かった…)

以前、この記事でも書きましたが、面白いリターンであれば「支援してみよう」と思ってもらいやすいです。

逆に「手抜きだな」「つまらないな」と思われるようなリターンやお得感のないリターンは、選ばれにくい。

これは、実際に自分が支援していると感じることです。

そして私のリターンは、まだ全てが完了していないくらい時間がかかるものばかり。

その分、支援してくれた方への感謝の気持ちを込めてお返しできていると自負しています。

そういうリターンを考えることも、大切なポイント。

 

5. オフラインでの活動

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クラウドファンディングはインターネット上で全て完了してしまいます。

支援者を募るのも、ブログやSNSを通してできる。

実際の支援も、システムを通して決済すればOK。

まさに今の時代にぴったりな効率的な作りです。

だけど。だからこそ。

インターネットだけでなく、リアルの場で直接支援をお願いすることも大切なんです。

私は遠く離れた友人らに直接連絡して支援をお願いしました。

ぼりさんは、イベントのたびにプロジェクトを宣伝して支援をお願いしていました。

SNSだけでは十分な支援が集まらないこともあります。

本気でやりたいのなら、直接頭を下げて支援してもらう気持ちも大事です。

 

6. パートナーとのコミュニケーション

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これは誰かと組んでプロジェクトを行う場合です。

私はぼりさんと二人でこのプロジェクトを企画し、クラウドファンディングに挑戦しました。

しかし、私は京都在住、ぼりさんは東京在住。

お互いの都合もあるし、そう簡単に会える距離じゃありません。

でも、企画構想からプロジェクト期間、リターンの履行期間すべてにおいて密なコミュニケーションが欠かせません

そんな中、メールだけではどうしても自分の思いが伝わらない…

伝えたいことが伝わらなくてもどかしく、お互いにイライラしたこともありました。

そこで活用したのが、オンライン会議ツール(appear.in)です。

これでこまめに顔を見ながら打合せができたので、しっかり意思疎通しながら進めることができました。

実は、イベント第一回を開催するまで1回しか会ったことがなかった私たち。

それでもこうしてイベントまでできるんだから、もう距離も会った回数も言い訳にならないですよね。

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感謝の動画撮影にて

 

7. 誠実さ

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人からお金を頂くということは、それだけ「信用」があるということ。

信用してもらうに値する誠実さがなければ、誰もお金を出そうとは思いません

不安になるのは

  • 本当にプロジェクトを実行するか?
  • 確実にリターンを履行するか?

という懸念が生まれる場合。

その懸念を払拭するだけの信用が必要となります。

そのためには、いつも人に対して誠実であることが大事です。

嘘をつかない。

約束は守る。

言ったことは必ずやる。

そんな当たり前の積み重ねが、信用につながります。

プロジェクト開始後も、きちんと活動報告をしたり支援者の方とコミュニケーションを取ったり。

指摘を頂いたら、真摯に受け止めて振り返ったり。

そういう誠実さが欠かせません。

 

やって初めて見えるものがある

ここまで書いたことは、実際にクラウドファンディングをやって初めて気付けたことです。

当然だけど、やったこともないものに「何が重要なポイントか」なんて分かるはずないですよね。

もちろん、人やプロジェクトによって感じることや気付きは違ってくるでしょう。

だけど、この7つはクラウドファンディングに挑戦する上で土台となる部分だなと感じています。

土台をしっかり築いた上で、いかに面白いプロジェクトにするか・どんな風に盛り上げるかを考えていけばいいのかな、と。

そして実際にやってみて発見や反省があれば、次に生かしていけばいい。

ちなみにパートナーのぼりさんは、こんな風に感じたようです。

自己実現型クラウドファンディング成功の為に徹底した4つのこと

 

やりたいことがあるなら挑戦しよう

  • やりたいことがあるけど、資金が足りない
  • 資金を集める時間にもっと制作をしたい…

そんな悩みを解決するのが、クラウドファンディングだと考えています。

本当にやりたいことがあるのなら、クラウドファンディングに挑戦してみたらいい。

だけど生半可な気持ちでは、上手くいかなかったり信頼をなくしかねません。

簡単ではない。だけど誰にも平等にチャンスはある。

それがクラウドファンディングという手段です。

ここでお伝えしたポイントを念頭に、ぜひやりたいことに挑戦してほしいなと思います。

クラウドファンディングのプラットフォームである『CAMPFIRE』生みの親・家入一真氏が語ったプロジェクト成功のコツを知りたい方は、こちらのレポも併せてどうぞ。

 

ユキガオ

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長崎生まれ・神奈川在住の陶芸家。会社員10年目で脱サラし、好きなことして生きていくために奮闘中。
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