
今、社会の中にはクリエイターが数多くいます。
ここでいうクリエイターとは、「創造的なことをしている人」であり「実際に何かを作り出している人」のこと。
例えば
- イラストレーター
- フォトグラファー
- デザイナー
- 漫画家
- アクセサリー作家
- 服飾作家
- 料理家
- 陶芸家…
他にも、ひとくくりにはできないような面白いものづくりをしている人たち。
そんなクリエイターだらけの世の中ってとっても素敵だと思うんですよね。
私ユキガオ(@yukigao_22)も、陶芸作家としてものづくりを楽しみながら生きてます。
だけど、クリエイターの唯一の欠点として挙げられるのが
稼げない
ということじゃないでしょうか?
そこで今回は、「稼ぎたいけど稼げない…」というクリエイターさん向けにお伝えしたいことを書きます。
クリエイターに必要なのは「売る覚悟」

多くのクリエイターは
- いくらものを作っても売れない
- 売れないから趣味に留めてしまう…
そうして結局、クリエイターとして収入を得ることを諦めがち。
以前こんなツイートをした際も、共感の声や「耳が痛い」というコメントをいただきました。
クリエイターが作品を売る上でまず必要なのは、「売るという決断」じゃないかと思う🤔
☑︎自分の作品なんてまだまだだから…
☑︎私なんて素人だから…という言い訳をしていたら、作品がどんなに素晴らしくても、きっと一生売ることはできない。
そして、その決断を下すのは自分しかいない☝
— ユキガオ (@yukigao_22) 2017年10月14日
売ったら売れるかもしれないのに、売ろうとしないから売れない。
当たり前のように思えることなんですが、実はこれが一番大きなハードル。
自分の作品って、「本当にいいものか?」と不安になってしまうんですよね。
- 売ったら文句をつけられるかもしれない…
- 売っても全く売れなかったら落ち込む…
そんな、第三者の評価を恐れて売ることをためらってしまう。
でも「本当にいいものかどうか」なんて、市場に出してみないとわからないんですよ。
自分の作品にどんな価値があるのか。
それは、作品を手に取ってくれたお客さまが教えてくれることもあります。
実際、私の作った器を買ってくださった方からいろんな感想をいただき、それが次のものづくりにつながっています。
これも全ては「売る覚悟」をしたから。「売ります」と決断したからなんです。
クリエイターとして生きていこうと思ったら、まずは「売る覚悟」を決めて実際に販売してみることが重要。
BASEなどのプラットフォームを使えば、簡単にネットショップを開けるのでオススメ。

クリエイターに求められる「営業力」

先日、大阪で開催されたこちらのイベントに参加してきました。
ここでは、数年フリーランスとして働いているクリエイターの方々が登壇。
そこで話されていたのは、「クリエイターには営業が必要だ」ということでした。
イラストレーターHaijiさん(@Haiji0123)の営業活動👇
☑︎希望の会社にイラスト付き暑中見舞いを送る
☑︎ポートフォリオを作って送る
☑︎アポ取りして会社訪問そもそも、描いたイラストをネットに2〜3年載せ続けて仕事依頼が届いたんだとか…
ネット発信は有効🤔#クリエイター200人祭り
— ユキガオ (@yukigao_22) 2017年11月23日
イラストレーターさんの営業活動は
☑︎積極的にした方がいい
☑︎直接訪問が◎
☑︎ポートフォリオは見やすさ大事
☑︎飛び込みよりアポ取りを!
☑︎見るのはスピード・人柄・強み職種や媒体問わず営業することって大事だし、勇気を出して営業してみるといいのかも👀#クリエイター200人祭り
— ユキガオ (@yukigao_22) 2017年11月23日
貼り絵作家・岡森陽子さんは『コピペ』も知らないほど超アナログだったのに、現在のお仕事(作る・教える・話す)はほぼWebからなんだそう😳
岡森さんが意識してること👇
☑︎HPのSEO対策(知らない人にリーチする)
☑︎リアルのSEO対策(思い出してもらえる人になる)#クリエイター200人祭り
— ユキガオ (@yukigao_22) 2017年11月23日
せっかくいいものを作っても誰にもみてもらえず届かないままだなんて、もったいない。
もちろん自分のために作っていてお金も必要ないんだとすればそれでいいかもしれません。
だけどもし「誰かに届けたい」と思っているなら、届ける努力をする必要がある。
そのためには、売り込むために企業訪問してもいい。インターネットを使って多くの人に知ってもらうのもいい。
『えんとつ町のプペル』という絵本を作った西野亮廣さんは、著書の中でこう言います。
作品の育児放棄をしてはいけない。
お客さんの手に届くまでの導線作りも、作品制作の一つだ。導線作りができていない作品は「未完成品」という認識を持った方がいい。『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』より引用
そして、こういう認識を持たないクリエイターは今後稼げなくなるだろう、とも。
「いいものを作ったから売れるはず」は、もう通用しないと考えた方がいいでしょう。
SNS時代のクリエイターがするべき「発信」

「売る覚悟」は決めたし「営業力」が必要なのもわかったけど、いきなり営業するって勇気が出ない!!
そんな人にまずやってみて欲しいのは、SNSで発信するということ。
Twitterでもインスタグラムでも構いません。
自分が作った作品をインターネット上に載せて、多くの人に見てもらうんです。
必ずしも、完成品だけを載せなくてはいけないわけじゃありません。
クリエイターが発信した方がいいもの👇
☑︎作ったもの
☑︎制作風景「全ての人に届かなくていい、必要な人だけに届けばいい」という思いで発信することが大事👀#クリエイター200人祭り
— ユキガオ (@yukigao_22) 2017年11月23日
制作風景や途中経過なんかも載せることで、その人の作るものの背景が見える。
「こんな思いで作っているのか」
「こんなに大変な作業をしているのか」
そういった裏側がすべて作品のストーリー(物語)になっていきます。
ストーリーをお客さまと共有することで、ただの「作品」ではなく「一緒に育ててきた作品」という想いが生まれる。
だからこそ、完成品だけではなく制作風景も発信した方がいいんです。
Twitterにしてもインスタグラムにしても、無料で簡単に始められます。
まずは臆することなく発信してみる。
そこから営業を始めてみたらいいんじゃないでしょうか?
ユキガオのTwitterはこちら
ユキガオのインスタグラムはこちら
作品の本質的な価値を伝えよう

発信したり営業をする上で欠かせないのが「作品の価値を伝える」ということ。
ただし、表面的な価値だけでは不十分。
「その作品を通してお客さまにどんな未来を提供できるか?」という部分までが必要です。
例えば私の器で考えると…
- 食器として利用できる
- 繰り返し洗って使える
- オーダーメイドで希望したデザインの器が手に入る
といった機能がありますが、それはあくまで表面的な価値。
ここに
- この食器を使うと食卓が楽しくなる
- 食事のたびにオーダーしたことを思い出して嬉しくなる
- 一回一回の食事が丁寧になってQOLが上がる
というような価値が加わることで、「じゃあ買ってみようかな?」と思ってもらえるようになるわけです。
イラストや写真なら、価値もまた変わってくるでしょう。
その人がもつ他の能力と掛け合わせることで、さらなる価値を生み出すこともできる。
そういう価値をきちんと発信することが、クリエイターには欠かせません。
クリエイター支援をされてるカッシーさん(@strive)による、クリエイターに求められるもの👇
☑︎自分の仕事がどんな価値を生み出すのか?を認識すること
クリエイターが作ってるのは「作品そのもの」ではなく「そこから生まれる価値」である。(技術力はそのための手段)#クリエイター200人祭り
— ユキガオ (@yukigao_22) 2017年11月23日
「あなたが本当に創っているものはなんですか?」
この問いかけ、刺さる。
物質としての価値だけでないものを作っているのだ、という自負がクリエイターには必要なんだろうな。#クリエイター200人祭り
— ユキガオ (@yukigao_22) 2017年11月23日
「いいもの」を作るだけじゃ不十分
クリエイターとして生きていくって、簡単なことじゃないかもしれない。
でもとっても夢のあることだと思うんです。
だって、自分の好きなことが誰かのためになり、それによって自分も生きていけるのだから。
そのためにはまず「売る覚悟」をする。そして実際に売ってみる。
あわせて、SNSを活用した「営業力」を身につける。
想いを込めて作った作品の本当の価値を考え、たくさんの人に届く方法で発信する。
そういった活動もトータルでできるクリエイターが、今後生き残っていくのかなと感じています。
いいものを作るのは当たり前。
その上で何をやるか?がクリエイターとしての将来を決める分かれ道になるんじゃないでしょうか。
こちらの記事にもクリエイターにとって大切なことを書いてますので、ぜひあわせて読んでみてください!
自分の商品をネットショップで販売したい場合は、私も利用している「BASE」が無料で始められるのでオススメです!

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