
こんにちは、ユキガオ(@yukigao_22)です。
私は今年、9年5ヶ月勤めた会社を辞めました。
これまで生きてきて、周りの人と違う動きをすることはほとんどなかった私。
学生時代も、同じ学年の人たちは進学or就職のどちらかを選んでいて、私は就職を選んだという感じ。
親や先生の言うことを守る「いい子ちゃん」がそのまま就職し、会社の規律を守る真面目なサラリーマンになった。
だけど、徐々にサラリーマンとしてこの会社にいることに違和感を覚え始めた。
陶芸という、惹かれるものにも出会い、通信制大学に入りたいと思った。
その結果、会社を辞めることを決意し、退職。
それが2016年の出来事です。
手に入れた5つのもの
そんな2016年。
手に入れたものが5つありました。
それぞれは記事に書いてきましたが、まとめて振り返ってみます!
①自由な時間

退職までは、50日以上の有給休暇を使わせてもらった(めちゃくちゃホワイト企業!)ので、実際は今年の半ばに仕事が終わっていました。
それからというもの、働いていた頃に比べて格段に自由な時間が増えたんです。
有休に入ってしばらくは
これがストレスフリーってやつか!!
ってくらい、自分の身体中からストレスというストレスが抜けていくのを実感。
もちろん、働いていた頃も自由時間は作れました。
だけど「しばらくは休んでもいいよ」って、自分を許せる期間が作れたのは大きい。
自分をコントロールする力も必要になるけど、何か思いついた時にすぐ行動できる自由って大事。
②大学生という身分

今年から、通信制大学に入学しました。
私、高専卒というちょっと特殊な学歴なので、大学に行ってみたかったんですよね。
やってみたいと思ったことはやろう!がモットーなので、実現できて良かったです。
通信だから通う頻度は低いけど、それでも大学の雰囲気を存分に味わえてます。
あと、色んなところで学割きくのが嬉しい。笑
③ブログ

正式に退職したのが2016年9月1日。
そしてこのブログを始めたのが2016年9月13日。
つまり、退職とほぼ同時に立ち上げたのがこの「スキ、はじめました。」です。
自分の生き方や考えをひたすら書いてきました。
初めは訪問者ゼロからのスタートでしたが、徐々に増えて、今では160人以上の方が読者登録してくれるまでに。
「元気が出た」とか「参考になった」と言ってもらえると、やっぱり嬉しいですよね。
誰かの心に届くといいな、と思いながらこれからも書き続けていきます。
④出会い

2016年は本当に出会いの多い年でした。
大学、陶芸教室、ブログ、ツイッター、イベント…
どれも仕事以外のことに時間をたくさん使えるようになったからこその出会いだったと思います。
もし仕事を続けていたらこれだけの人と知り合うこともなかったしイベントに行く時間も取れなかっただろうな…
もちろん働きながらでも出会いが多い人はいます。
だけど、私の場合はほんとに今の状況だからこそだなって思うんです。
⑤陶芸のスキル

何より一番大きいのはコレ。
去年の私は、陶芸体験で小さな器を一つ作ったことがあるだけ。
今の私は、自宅で誰かのために色々な器を作ることができるようになった。
それを買ってもらうようにもなった。
大学では、アートの要素を取り入れた作品を、様々な手法で作れるようになった。

土の扱い方さえ知らなかった私が、です。
4月からの数ヶ月で、確実に陶芸のレベルが上がったと感じています。
もちろんまだまだ未熟な部分が多い。
だからこそ、さらにスキルアップを目指していきます。
失った3つのもの

2016年、手に入れたものがあれば、もちろん失ったものもあります。
それは大きく3つです。
①サラリーマンという身分
会社を辞めたので、当然サラリーマンという身分を失いました。
辞める前から薄々気づいていましたが、サラリーマン(特に正社員)の信用ってすごく大きいんです。
定期的に収入が見込める、ということが世間では「信用」になる。
クレジットカードの審査だけでなく、保険加入の時なんかも重要になります。
私は今のところ特に困っていませんが、会社を辞めようと思っている人は「信用」を失うんだと知っておいてください。
ただし、人としての信用とは全く別物です。
会社を辞めても、人として信用されるようになればいいと思います。
②定期的に振り込まれる給料
稼ぎ方は色々なので、会社勤めしてなくても働けば手に入るもの。
だけど学生からそのまま就職した私にとって、長年勝手に振り込まれていた給料がなくなるのは、ちょっと不安になります。
そう、「勝手に」「定期的に」振り込まれてたと思っちゃうくらい当たり前の存在なんですよね。
どれだけ頑張った月も、どれだけアウトプットのなかった月も、同じように振り込まれてきた給料。
この代わりをどうするか模索してますが、あまり思い詰めてはいません。
たぶん、なんとかできます。
③誰かに助けてもらえる環境
就職したばかりの頃は、寮に入っていたのでいつも寮務員さんがいました。
寮を出た頃には知り合いも増えて、会社の人たちの輪も広がっていました。
そうすると、いざという時に助けてもらえるんですよね。
例えばどうしても体調が悪くて動けない時、誰かに病院に連れて行ってもらうことができる。
誰かに付き添ってもらいたい時、お願いすることができる。
もちろん基本は自分で何とかするんですが、一人じゃどうにもできない時に頼ることができた。
それが今はありません。
見知らぬ土地に移住したばかりの私は、家で倒れてもたぶん誰も気付かない(笑)
そういうリスクを背負ったんだと、体調を崩した時に痛感しました。
自分が動けば絶対に何かが変わる
得たもの・失ったもの、色々ありました。
これは自分が動いた結果なんだと思います。
自分の居場所を変えたり、向き合うものを変えたり、時間の使い方を変えたり。
動き方は違っても、動いたことで必ず何かが変化します。
私は、手に入れたものの方が多く感じますが、これも人それぞれだし環境によって全然違うと思います。
来年は、得るものより失うものが多いかもしれない。望まない変化が起こるかもしれない。
それでも、その都度ベストな方法を考えながら進めば後悔はしないはず。
この先どうなるかは、自分のことでも分からない。
だけど、常に動き続けたいなと思います。停滞しないように。
手の中にあるものを大事にしていきたい

動いて環境を変えることも大事ですが、同じくらい「今持っているものを大切にする」 ことも大事だと思うんです。
自分のやりたいことを優先させた結果、手放すことになるものもあるかもしれない。
だけど、手放したら二度と同じ形で戻ってくることはない。
- 本当に手放していいものなのか?
- 自分の欲望より大切なものじゃないか?
何かを手放しそうになったら、必ずそう考えるようにしています。
人は、何か新しいものに出会った時、これまで持っていたものへの関心が薄れます。
だけどそれは「大切じゃなくなった」んじゃなくて「大切に思う気持ちを忘れている」状態。
失くしてからじゃ遅いから、自分の大切にしたいものだけはちゃんと手の中に残しておきたい。
そうやって、大切にしたいものだけを持って生きていきたい。
そう思うようになったことも、2016年の収穫かもしれません。
来年も、再来年も、こうして手に入れたものや失ったものを数えられるくらい変化のある年にしたいなぁと思います。
ユキガオ
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