逃げた記憶は残る。どんな時でも「嫌なことから逃げない」ためのコツ

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こんにちは、アラサーで脱サラしたユキガオ(@yukigao_22)です。

サラリーマン時代、逃げたくなるくらい嫌なことって山ほどありました。

そして脱サラした今も、逃げたくなるようなこと(大学のテストとかテストとか…)があります。

つまり、好きなことをして生きようが生きまいが「やりたくないこと」や「嫌なこと」はどこにでも出てくるものだと思うんです。

何それ!絶望的じゃん!僕、嫌なことなんてやりたくないよ!

私も嫌なことややりたくないことはできるだけ避けたいよ

でも絶対つきまとうんでしょ?だったらどうしたらいいのさ!?

避けることはできなくても、乗り越えることはできると思うんだよね

逃げた経験はずっと残る

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私、学生時代に塾講師のバイトをしていたことがあります。

時給が良かったので始めたバイトだったんですが、これがめちゃくちゃきつかったんです。

土日は朝から晩まで入ることもあったけど、お昼ご飯を食べる時間はほぼ無い。

授業するためには「予習」が必要だから、学校の休み時間や帰宅後の時間を使って必死に予習。

授業に入ったら入ったで、子供達は好き放題。先生の揚げ足取りに一生懸命。その一方で真面目な子たちもいる。

どっちの子供達にも勉強を教えるには、どうしたらいいんだろ…

そんなことを考えて、宿題を考えたり個別面談をしてみたり、とにかく塾の生徒たちのことで頭がいっぱい

かと思えば、生徒の親からクレームや相談の電話がかかってきて残業したり…

私の生活の大半は、このバイトのことで埋め尽くされてた。

もちろん、生徒の成績が上がったり「先生、先生」って慕ってくれるのはすごく嬉しくて、私も一生懸命でした。

だけど、卒業研究も重なって上手く時間配分ができなくなり、バイトを辞めることに

講師が足りてないのは感じてたけど、これ以上続けるのは無理だなぁと思ったんです。

すると、一緒に講師をしていた同級生からは「無責任だ」と、それ以来全く口をきいてくれなくなりました。

その時思ったんです。

私は逃げたんだ

って。人としてやっちゃいけないことをやってしまったんだ、って。

この記憶やその時の感情は、10年経った今でもくっきり残っています。

退職「逃げた」ことと同じ

今年、私は会社を辞めました

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これも、非常に忙しいタイミング(忙しくないタイミングはないんだけど)での退職で、「逃げた」と思われても仕方ない状況でした。

抱えていた仕事から逃れたのは事実だから、何と言われても反論はできません。

無責任だと言われないようギリギリまで引継ぎをしたけど、それでも誰かに負担をかけることになった。

このとき私は、塾講師のバイトを辞めた時のことを思い出しました。

あぁ、私はまた逃げるのか

辞める理由やその先の未来はどうであれ、辞めるということは私にとって「逃げる」ことと同じ響きでした。

私は今も、私自身に「逃げた」というマイナスイメージを貼り付けたままです。

「やりたいこと」の中の「やりたくないこと」

あと何年、何日残ってるかわからない自分の人生。

自分で責任を持って好きなことに専念しようと決意した今年の春。

好きなことをするのにも、面倒なことややりたくないことは出てきます。

だから、「嫌なこともやらなきゃならないなら辞める」というのは違うなって思ってて。

やりたいことがあるのなら、そういう面倒や嫌なことも引っくるめて請け負う覚悟が必要なんですよね。

フリーで働きたいけど自分で財務管理するのも税理士さんを雇うのも嫌

なんて言ってたら、何もできない。

そんな背反はどんなシーンでもあり得ることだから、どうしたら嫌なことから逃げずにいられるかを考えておいた方がいいんですよね。

嫌なことから逃げないでいる方法

「やりたくない!」って思っても「やろう」と思えるタイミングに、共通して存在するのは目的意識です。

  • これをやるためには、あれもやっておくべき
  • この苦労を乗り越えたら得られるものがある
  • やりたいことのために避けて通れない道だ

そんな風に考えられる時、人はやりたくないことでも頑張ってやるんじゃないかな。

私は以前ファイナンシャルプランナーの資格を取るときに試験勉強をしていたんですが、本当に辛くなったことがあります。

別に資格取らなくても怒られるわけじゃないし…

って、勉強するのを辞めようと思ったことは何度もありました。

それでも勉強を続けてファイナンシャルプランナー2級の資格を取れたのは、「ファイナンシャルプランナーとして働く自分」を思い描いたからです。

※当時はファイナンシャルプランナーに興味があった

自分が「こうなりたい!」と具体的に思い描けるほど、やりたくないことや辛いことでも乗り越えられる。

そう実感した出来事でした。

だから何かに取り組むときは、まず

  1. 何のためにやるのか?
  2. 自分はどうなりたいのか?

を明確にしておくことが、逃げずに乗り越えられるコツかなと思っています。

逃げる自分も許せるように

私は過去の「逃げ」経験がトラウマ化しているんですが、逃げることが悪いわけじゃないんですよね。

他人に迷惑をかけることになったとしても、逃げた方がいい場合だってある

世の中には「逃げて!早く!」って思うような状況で踏ん張り続けてる人もいる。

周りであーだこーだ言ってる人たちは、結局誰も私の人生を背負ってくれないんですよ。

そう考えたら、自分で自分を守る方法も身につけておいた方がいい。誰かに守ってもらえるとは限らないから。

自分を守るために逃げる

そして、それを許せる自分になりたい。今はそう思います。

だけど出来るだけ逃げなくて済むように、自分で抱え切れる分だけを抱えて生きていくのも大切ですよね。

ユキガオ

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長崎生まれ・神奈川在住の陶芸家。会社員10年目で脱サラし、好きなことして生きていくために奮闘中。
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