
こんにちは、通信制大学で陶芸を学ぶユキガオ(@yukigao_22)です。
私が陶芸を始めたのは今年の3月なので、もうすぐ8ヶ月が経とうとしています。
モノ自体はだいぶ作れるようになったものの、まだ上手くできない自分に悔しくなることがあります。
なんで悔しいの?作れるようになってきたんでしょ?
思った通りに出来なかったり、何度やっても上手くいかないことだってあるんだよ…
そんな急に上手くなるわけないでしょ!!
それは分かってるんだけど、できないことが悔しいんだよ〜!!
陶芸とスポーツは似ている

陶芸は「一度できるようになったら体が覚える」ものだそう。土の練り方もろくろの挽き方も。
陶芸のブランクが15年あるクラスメイトが、そんなことを言ってました。
たとえば自転車を補助輪なしで乗れるようになったら、何年ブランクがあっても乗れますよね?それと同じなんだって。
これってスポーツと同じ。手の感覚や体の動きが直接脳に記憶される。
逆に言えば、できるようになるまでは絶対に練習が必要ってことなんです。何度も転びながら自転車に乗れたように。
学生時代の部活だって、何百回も素振りをしながら毎日練習して出来るようになって言った。
もちろんセンスなんかもあるから、すぐに出来る人もいれば時間がかかってようやく出来るようになる人もいる。
諦めずに取り組み続けることで、何年経っても忘れない感覚を身につけられるんだと思います。
最初は「できない」から頑張れる
スポーツでもなんでも、初めて取り組む人は自分が出来るようになるために「練習」をする。
そう考えると、練習の途中で「上手くできない」のは当たり前のことだし、そんなことで落ち込んでたら前には進めないんですよね。
上達のスピードは人それぞれ。センスだけでなく、練習時間や練習中の意識によって全然違ってきます。
部活中も、自分の苦手なことを意識しながら練習すると克服できたし、何度も繰り返して体に染み付かせることでスムーズに動けるようになった。
時間はかかるし、何度も悔しい思いをしながら上達していく。

私は運動音痴だけど、部活はテニスやバドミントンをしてました。全くの初心者の状態からそれなりに試合ができるくらいまでになった。
それまでには筋トレやランニング、素振りや壁打ちなんかの基礎練習をめちゃくちゃやりました。
練習で全く打ち返せないのが悔しくて、試合でボロボロに負けるのが悔しくて…
「上手くなりたい!!」
その一心で練習したから、何とか出来るようになったんだと思います。
大して強くならなかったけど…;;
悔しさをモチベーションにする
もともと負けず嫌いな性格の私。
サラリーマン時代も、仕事ができるようになりたくて必死でした。
そして陶芸をやってる今も、もっと上手く作りたくて必死です。
だから上手くできないと、悔しくてたまらなくなる。「何で自分はできないんだろう」って、泣きそうになる。
だけどこれって、もっと上手くなるためのモチベーションなのかもしれません。
悔しいから、もっと頑張ろうと思える。もっと必死になろうとする。
焦って結果ばかり求めちゃダメだけど、立ち止まらずに走り続ける燃料として「悔しさ」を使うのはいいんじゃないかな。
そんな風に自分に言い聞かせながら、上手く作れない悔しさと日々向き合っています。「焦っちゃダメ、地道にやってくんだ」って。
好きだから悔しくなるし続けられる
陶芸の先生が、こんなことを言っていました。
陶芸は何年やっても、自分で満足のいく作品なんてできない。せいぜい「まぁ、いいか」くらいだ
って。きっと私も、ずっと「上手くいかない」「悔しい」って気持ちを持ち続けることになるんだろうな。
ただ好きだから・楽しいから始めた陶芸。「好きだし楽しければいいや」って気持ちでいられたらもっと楽なのかもしれません。
だけど私はもっと上手くなりたいし、自分の思った通りのものや相手の期待を超えるものが作りたいと思ってしまう。
何かを作っていたら、自然とそういう感情が湧いてきちゃうんです。
そんな風に悔しくてたまらない時は、売り物の陶器でさえもライバル視してしまうくらい。「何でお前はこんなに美しいんだ…!」って。
結局ね、陶器が好きなんです。

↑ 最新作
作っては「どんな風に使おうかな〜」なんて考えるのが楽しいんです。
これって、どんなことでも同じですよね。ブログが好きでブロガーになった人も、音楽が好きで音楽活動をしている人も。
悔しくなるくらい好きなことだからこそ、頑張り続けられるんじゃないかな。
だから私も、悔しさをバネにしながら作り続けていきます。
作品に納得できる日が来るかはわからないけど、昨日より今日の自分が成長できるように。
ユキガオ
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