
こんにちは、通信制大学で陶芸を学ぶユキガオ(@yukigao_22)です。
私は定期的に陶芸教室へ通って陶芸の練習をしたり作品を作ったりしています。
しかし!!
大学の課題を作ったり、ちょっとしたものを作るのは自宅です。
え、ろくろが家にあるの!?
電動ろくろのこと?それは無いよ〜
じゃあどうやって作るの!?
電動ろくろを使わなくても、陶芸はできるんだよ
「陶芸=電動ろくろ」じゃない
陶芸の工法はいくつかあって、電動ろくろはその一つ。こんな感じですね。

このイメージが強いと思いますが、手びねり・タタラ・型など、作り方は色々。そして電動ろくろ以外なら自宅でもできるんですね〜。(自宅に電動ろくろがあれば別だけど)
ということで、今回は「自宅でも簡単にできる手びねり」の様子を紹介したいと思います。
あくまで私の作業の様子なので、コツとか詳しい作り方は省略してます。
別の作品ですが、作っている様子はこちらの動画でもご覧いただけます!
1. 事前準備
まずは床に新聞紙を敷きます。念のため2枚くらい。

そこに道具を準備。

陶芸の道具は工具箱いっぱい持ってるんですが、必要に応じて揃えていった感じです。
スターターセットは1つ買うと便利。
でも何より、この手ろくろがめちゃくちゃ大事!これがあるのとないのとでは作業のしやすさは全然違うと思います。
ちょっと高めだけど、趣味で始めたいなら持ってた方がいいかも。私が使ってるのはこれくらいのサイズです。
2. 形を作る
準備ができたら、いよいよ土を使って成形していきます!
今回作るのは、祖母リクエストで「お団子が2つ入る皿」。お団子は、おはぎくらいのをイメージしてます。
ちなみに土は陶芸用のものです。

適量の土を、ろくろの上に置いて叩きます。これで底の形がだいたいできたら、型紙に沿って切ります。

型紙は必要に応じて、です!寸法決めてる時以外は使ってません。
底ができたら次は、土ひもを作ります。こんな感じ。

ほんとは太さ揃えなきゃダメだよ!←
このひもを、そこにくっつけます。

接着面を傷つけて水で濡らして…

くるっと1周くっつけます。これを好きな高さまで積むだけ。
※2段目以降は、「傷つけて水で濡らして」は不要。そのまま積む。
そうしたらこうなる。

この後、ふちを整えます。

花びらみたいな形にしました。
ついでに、もう1個祖母リクエストの「湯のみ」も制作。

ここまでできたら、一旦乾かします。

3. 底や周りを削る
翌日。
底面や周りの不要な部分を削っていきます。少し乾かないとできない作業なので、半日〜1日は置いてます。
ひっくり返して、かきベラと呼ばれる道具で削っていきます。さっきのスターターセットに付いてたのとはちょっと違うやつ。

いらない部分を削ったら、高台を作ってサインを入れる。

4. 完成(素焼き前)
はい、もう完成です!!
まず、「お団子が2つ入る皿」はこんな感じです。

「湯のみ」はしのぎを入れてみました。

で、この後焼いて釉薬掛けてまた焼いて…って工程があるんですが、それは陶芸教室でやってます。
自分で窯を持ってないのって、本当に不便。でも高いんだよなぁ…
追記:窯を買いました!!
時間があればどんどん作ろう!
陶芸って、土を触っていることがとても大事。とにかく作らないと、絶対に上達しません。
感覚で覚える部分が大きいので、逆に1回体に染み込んだら何年経っても覚えているものらしいです。(自転車に1回乗れたらずっと乗れるのと同じ)
ということで、時間を見つけてはちょこちょこと自宅陶芸やってるのでした。
ただ、かなり集中してるのと姿勢が悪い(床で作ってるから)ので、長時間続けると体が痛くなってくるので、ときどき休憩も必要。
自宅で陶芸はできるんですが、やはり作りやすさや設備の面で言えば陶芸教室が圧倒的に優位ですね。
陶芸体験をやっているところは陶芸教室を開いている場合もあるので、一度体験してから通う教室を探すのもアリですね。
そして陶芸教室で習ったものを、自宅制作で復習する…というようにすれば、より上達は早くなりますよ!
実際に作っている様子は、こちらの動画を見ていただくとわかりやすいと思います。
ぜひ参考にして、自宅でもどんどん作ってみてくださいね!
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