「サラリーマン時代は無駄」じゃない。会社勤めで学んだ3つのこと

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こんにちは、アラサーで脱サラしたユキガオ(@yukigao_22)です。

私は9年ちょっと勤めた会社を自己都合で退職しました。退職に至った経緯はこの記事に書いています。

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そして自己都合退職をした以上、どんな理由であっても「会社にいることの必要性を感じなくなった」と思われても仕方がないな、と思っています。

会社勤めよりやりたいことを見つけたんだから、実際にそういうことでしょ?

そうだね。でも、「会社勤めをすること」を否定したいわけじゃないんだよ

会社勤めしてて、何か意味があった?

意味はもちろん人それぞれの感じ方によるけど、少なくとも私には必要だったと思ってるよ

サラリーマンでも学べることはある

私は20歳で就職しました。高専という特殊な学校を出てそのまま就職したので、はっきり言って世間知らず。尊敬語と謙譲語をきちんと使い分けることもできないまま、会社に入りました。

そんな私も30歳を目前にして色々考えた結果、退職することに。

今は「退職してよかった」と思っていますが、サラリーマンとして会社勤めをしていた時に学んだこと・得たものはたくさんあります。

よく「サラリーマン時代は無駄だった」と言う人がいますが、それは多分もともと有能だったか、社会や自分の将来についてめちゃくちゃ考えてきた人なんだと思います。

私みたいに、社会に出るまでなーんにも考えずにいた人間は、会社勤めをしないと気付けないこともたくさんあるんですよね。

色んな学びの中でも、特に大切だなと思ったことを3つご紹介します。

ついでに「いらすとや」が流行ってるみたいなので流行に乗ってみます。

学び①自分の頭で考えること

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人間として基本的なことなんですが、私はこれが苦手だったんです。入社したての頃、先輩からこんな風によく怒られてました。

(書類を見せて)すみません、これってどういう意味なんでしょう?

それ、調べた?自分で考えてみた?

あ、いえ…

じゃあ自分で考えてきて

は、はいッ!!

これ、読んでるとアホっぽいですよね。自分でもそう思う(笑)

「人に聞く前に自分で調べて自分の頭で考える」っていう当たり前のことすらできなかったんですね〜。

「分からなければ聞く」のが最短ルートだし確実だと思っていた私は、自分で調べて考えるというステップをいつも省いていました。幼い頃はそれで良かったけど、社会人はそれじゃダメ。

その先輩は、私がちゃんと考えてこなかったらまともに取り合ってくれなかったので、おかげで自然と考える癖がつきました。(怒られすぎて胃も痛くなったけど)

これはサラリーマンじゃなくても大事なこと。身につけることができて良かったです。

学び②苦手な人との付き合い方

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会社って本当に色んな人がいます。癖の強い人もいれば、どうしても合わない人もいる。そんな中で仕事をしなくちゃならない。

学生時代なら嫌いな人は無視しとけば良かったけど、仕事をする時はそれじゃダメ。上手く付き合っていかないと、仕事自体が進まなくなることもあったので、自然と付き合い方を考えるようになりました。

「この人は無愛想だけど、頼ってもらいたいタイプだな」と思ったらとにかく頼る、みたいに。そうすると、苦手だと思った人も案外いい人だったりして上手く付き合っていけたりするんですね〜。

あと、会社の飲み会でセクハラギリギリのことを言われても笑ってあしらう(+軽く諌める)スキルを身につけました。

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学び③サラリーマンの苦労

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  • 給料のためだけに働いている
  • 日曜の夜から憂鬱
  • 金曜日が待ち遠しい
  • 理不尽に怒られても耐える

そんな「サラリーマンの常識」と思われていることを体験しました。

なぜ朝の通勤電車は覇気のない人で溢れているのか。なぜ金曜日の繁華街はあんなに酔っ払いがいるのか。その理由がよく分かったんです。

色んなサラリーマンの話を聞いていても分かることなんだけど、自分で体験すると共感できるようになる。

仕事で色々あってさ…もう疲れちゃったよ

そうだよね、仕事って本当に大変だもんね。少しゆっくりしたらどう?

こんな会話でも、自分が体験したことのないものには心から共感できない。共感できないと、相手の気持ちにちゃんと寄り添うことができない。

どんな職業や会社であっても、誰かに雇われている人の苦労は似ています。雇われて働く人が多いからこそ、多くの人の気持ちに共感できることは大事だなと思うんです。

何でもやってみなきゃ分からない

今の自分がいるのは、過去の道のりがあったから。過去の一時でも違えば、現在と全く同じ自分にはならないと思うんです。

そういう意味でも、私にとって9年のサラリーマン生活は意味があったな〜と思います。しんどいこともあったけど、だからこそ自分の生き方をちゃんと見つめることもできた

もちろん最初からこれくらいのこと知ってるよ!とか短期間で身につけられるよ!って人は独立して上手くやっていくんだと思う。

ただ私はもともとのスペックが超低かったから、こうして学ぶことができた。こういう人間もいるんです。

初めから人の意見を鵜呑みにして「サラリーマンになるのは無駄らしいよ!」なんて思わず、体験してみるのも悪くないんじゃないかな?

やってみて合わなければ辞めればいいし、合うなら続けてみればいい。会社勤めに限らず、何でもそう。「とりあえずやってみる」という精神は大事ですよね。

そんなことを感じている脱サラ後の私なのでした。

ユキガオ

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長崎生まれ・神奈川在住の陶芸家。会社員10年目で脱サラし、好きなことして生きていくために奮闘中。
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